4月19日夕方 戦争法強行成立から7カ月
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秋田駅前で、100人が集まり、デモ
そこでの訴えです(虻川高範)
私たちは、毎月毎月19日に、まるで月命日のように、集まり、声を上げ、歩き続けてきました。そして今日も。
「月命日」?
誰か亡くなったのか?
亡くなったのは誰か?
野党が死んだのか。
国会を取り巻いた市民の声が死んだのか。
憲法か。
民主主義か。
立憲主義か。
国会内で少数だった野党の声は、圧倒的多数を占める与党の議席数に否決されたけど、市民が上げ続けた「野党は共闘」の声は消えず、その日のうちに、「野党は統一」という声が上げられ、日増しに強くなりそして、今日まで、参院選での野党共闘の結集の努力が続けられている。野党は死んでいなかった。
では、市民の声か。
あれだけ集まった市民の声が、日を追って萎んでしまい、忘れてしまったのか。いやいや、毎月毎月声を上げ、野党統一を押し上げていった市民の声は死んでいなかった。
憲法か。
たしかに、憲法違反と、多くの憲法学者も指摘した戦争法が強行されて、憲法は大きく傷つけられた。しかし、9条がある限り、憲法違反の戦争法は廃止という市民の声は消えるはずもなく、自衛隊の軍隊化も、一挙に勧められない。9条が生きているからこそ、自衛隊はアメリカ軍と一緒に直ちに戦争にいけない、それが邪魔だから、安倍首相は、9条を変えようとしている。だから9条は死んでいない。憲法は死んでいない。
民主主義か。
SEALsが、民主主義ってこれだ!と叫んだとおり、安倍さんの民主主義は単なる多数決で、声を上げ、デモをし、市民の声を集め、選挙に行こうとしている私たちの民主主義は死んでいないんです。
では立憲主義か。
憲法で縛るはずの権力がその憲法を無視したこと、憲法に縛られずに、権力を行使しようとしたこと、その意味で、立憲主義が死んだ日かもしれない。そのため、私たちは、立憲主義を回復しようとして、毎月、歩き続け、集まり、声を上げ、野党は共闘、選挙に行こう、と訴え続けてきました。
命日だけど、復活するんです。死にかけたけど、死んでいないんです。一度死んだだけでもう立ち上げれないほど、私たちの立憲主義は弱くないんです。
それを証明するため、歩き続け、声を上げ続け、選挙に行き、立憲主義を回復しましょう。