「強行採決から1年 戦争法廃止!9・19秋田県民集会」が19日、秋田市中通のアゴラ広場で開かれた。450人が参加した。
主催は、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動秋田県実行委員会。
主催者を代表してあいさつした山縣稔さん(戦争させない1000人委員会)は、強行採決後1年の運動を振り返り、「参院選は残念な結果だったが、市民と政党が協力して戦う初めてのことが実現できた」と成果を強調、11月には南スーダンPKOに新たな任務を付与した自衛隊11次派遣が行われることなどをあげて「これからは既成事実をめぐるたたかいになる」とのべた。
秋田弁護士会、民進党秋田県総支部連合会、社会民主党秋田県連合、日本共産党秋田県委員会、あきた立憲ネットの代表5氏がリレートークした。
湊貴美男さん(秋田弁護士会)「戦争は究極の人権侵害。安保法反対を続けていく。絶対にあきらめない。廃止に向けた活動をする」
緑川貴士さん(民進党県総務部長)「米軍のために自衛隊員が命を落とすことがあってはならない。法文上は、核兵器の運搬もできる。唯一の被爆国がこんなことを許していいのか」
石田寛さん(社民党県議)「戦争法を廃止し、立憲主義を取り戻す。総選挙で野党共闘を実現し、半分以上とろうじゃありませんか」
加賀屋千鶴子さん(共産党県議)「11月に青森の部隊が南スーダンに派遣される。県に問い合わせたら、うち秋田県に本籍がある人は約40人。44歳の母親は『なんでうちの息子が。安倍に直談判したい』といっていた。これは、止めようじゃないですか」
虻川高範さん(あきた立憲ネット)「参院選、秋田だけ勝つことができなかった。反省点をあげろといわれれば、100あげることができる。しかし一方で100の希望をあげることができる。100の希望をもって1年を振り返ることができる」
集会は、「引き続き憲法改悪と戦争法の発動に反対し、安倍政権の暴走に対抗して全力をあげてたたかう」アピールを採択した。
集会後、同市中央街区をデモ行進し、「戦争法は憲法違反、戦争法は必ず廃止、みんなの力で必ず廃止」などをシュプレヒコールした。